歯並びの治療を行うのに年齢的な制限はあまりありません。ただ、あまりにも高齢であるような場合には、費用対効果の面や体が耐えることができるのかという肉体的な面を含めて考えると、歯並びの治療を行う時期としては、現実的なある程度の上限はあるかもしれません。また、歯並びの治療は、通常は矯正治療を行うのですが、この歯並びの治療方法は、歯を骨の中で強制的に移動させるものですから、骨粗鬆症の問題もからみますので、女性の場合は閉経期を迎えているかどうかというのも、歯並び治療の現実的な上限になる場合もありえます。
歯並びの治療に年齢的な制限はないのですが、歯並びの治療を行うのに最も適した時期というのはあります。どのような時期が歯並びの治療に最も適しているかというと、10歳〜15歳くらいまでの、いわゆる成長期です。この期間が歯並びの治療に最も適した時期だと考えられます。なぜ、この時期が歯並びの治療に最も適しているのかというと、歯並びの治療には、アゴの成長も利用していくのが有利になるからです。アゴの成長が大きく進む時期がちょうどこの時期になります。だから歯並びの治療には最も適した時期になるのです。
なお、歯並びの治療においては、アゴの成長を利用するという観点から見ると、当然幼児期も歯並びの治療に適している時期といえます。しかし、幼児期は、乳歯であることと、自然治癒により歯並びが良くなるケースがある事から、歯並びの治療に最も適している時期とはいえません。ただし、開咬などの症状の場合には、永久歯も乳歯と同じ状態で生えてくる可能性が高いので、早めに歯並びの治療を行うほうが良いと思います。